中高一貫

中高一貫

ゆとり教育が見直されることになり、2006年4月には民間企業が出資した全寮制中高一貫学校が開設されました。
今、学校教育は大きく変化し始めています。そして同時に「中高一貫」教育も注目を集めています。

中高一貫とは?

中高一貫とは小学校に続き、中学校・高等学校の3年ずつの教育期間を統合して6年間を一貫として行う教育をいいます。
現在の中高一貫教育を行っている学校は3種類にわけられています。
これまで「中高一貫」と聞くと私立学校や一部の国立学校のイメージが強かったのですが、教育に関する法律が一部改正され平成11年から公立学校でも中高一貫教育を行えるようになりました。

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中高一貫の種類

現在、中高一貫教育を行なっている学校は3種類に分けられます。

中等教育学校

中学校にあたる教育を前期中等教育、高校にあたる教育を後期中等教育とよび、小学校教育に続いて6年間を就学期間としています。公立の中等教育学校への入学は、学力試験は行われず面接や抽選・実技・推薦などで選抜されます。平成17年4月現在で全国に公立8校、私立9校、国立2校の計19校があります。原則は完全中高一貫教育が行われており、高校受験がないのが特徴です。中学1年〜高校3年という名称でなく、各学年は1〜6年と呼ばれることもあります。

併設型の中学校・高等学校

中学校から高等学校へ無受験で進学できる設置形態で同一の設置者(国・市町村・個人など)による学校同士で接続されています。公立校は中等教育学校と同様に学力試験での選抜は行われていません。併設型の中高一貫の場合は、完全中高一貫教育と高校進学の段階で外部から入学者を募集する場合もあります。平成17年4月現在で全国に公立38校、私立40校、国立1校の計79校があります。

連携型中学校・高等学校

市町村立の中学校と都道府県立の高等学校が教育課程や教員、生徒間で連携を深めることによって中高一貫教育を実現しています。中高一貫教育を導入している公立学校の多くがこの連携型を採用しています。連携型の高等学校の選抜は内申書や学力試験ではなく、面接や実技で行われます。平成17年4月現在で全国に公立74校、私立1校の計75校があります。

中高一貫のメリット

中高一貫教育の大きなメリットは、高校受験がないという点です。
現在の教育の多くは、中学時代は高校受験の勉強、高校時代は大学受験の勉強と受験勉強に多くの時間を費やす必要があります。ですが、中高一貫であれば高校受験がない又は簡単な選抜試験なので受験勉強に追われないということです。
中高一貫学校が人気のひとつにそれもあるでしょう。また、完全中高一貫教育の場合、中学と高校で教える科目のうち、関連している部分があれば、入れ替えて教えることもあります。中学の授業と高校の授業が関連している内容のときがありますよね。このような場合中学で教える授業のときに、高校で教える内容もまとめて教えることもありますし、その逆もあります。
中高一貫教育は特例としてそのような教育課程が認められています。
別々の時期に教えられても、中学時代での授業を覚えていないときもあるので、効果的といえるでしょう。

中高一貫のデメリット

教育内容では6年間という長い期間で教育できるというメリットがある反面、デメリットも存在します。
それは、中学校で入学したら高校を卒業するまでほぼ、外部の生徒との接触がないということです。
中学と高校が分かれている場合は、高校入学時で新しく友人と知り合うことがありましたが、完全中高一貫では一度入学したら卒業まで外部からの入学者はありません。中高一貫はまだまだ一般的ではありませんので、他の学校の生徒からは異質な目で見られることもあるので、他の生徒との交流が少なくなってしまうのです。

中高一貫学校出身者として…

私は、法律改正前ではありましたが、完全中高一貫学校の出身です。
中学受験はありましたが、高校受験はなく6年間を同じ仲間達と過ごしました。
デメリットもありますが、総合的に考えても中高一貫教育を受けてよかったと思っていますし、その学校出身であることを誇りにも思っています。ただ、中高一貫学校で学ぶかどうかは親の意思ではなく、本人の意思が大切です。親は中高一貫学校もあるという提案はしても、強要すべきではないでしょう。そして、学校ごとの教育方針も中高一貫は特徴があるので、異質に見えるかもしれません。他の中学校や高等学校と違うと思うこともあるでしょう。各学校の教育方針を親子で理解したうえで入学してくださいね。

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