シックハウス

シックハウス

シックハウスは、シックハウス症候群の略式の意味で使われています。シックハウスとはどのようなものなのでしょうか?シックハウス症候群とは、どのような症状になるのでしょうか?シックハウスについて学習していきましょう。

シックハウスとは?

シックハウスとは、シックハウス症候群(Sick House Syndrome)の略で、新築の住居などで起こる、倦怠感・めまい・頭痛・湿疹・のどの痛みなどと言った呼吸器疾患などの健康障害を引き起こす症候とされています。
成人が一回の呼吸で吸う空気の量は0.5リットル程度。これを計算すると、1分間に20回呼吸すると1日で約1万5000から2万リットルの空気を吸うことになります。その空気が汚れていたら、健康障害になるのは当然の結果なのです。
シックハウス症候群にかかることで、自宅療養して問題が更に大きくなるケースも見られることもあり、それを治療するには、医療での治療を行うことができないために、シックハウス症候群の元となる物質を取り除くか、換気を十分に行うことが大事になってきます。日本では、年間で300件以上のシックハウス症候群の危害情報があることから、国の対策にもなっています。

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シックハウス症候群の原因とは?

シックハウス症候群の原因は、生活の基礎ともなる「家」です。この家の家屋など、建物の建設や家具製造の際に利用される接着剤や塗料などに含まれる有機溶剤、木材を昆虫やシロアリといった生物からの食害から守る防腐剤、またはそれに類する以下の揮発性有機化合物(VOC)に影響されているようです。トルエン・ホルムアルデヒド・アセトアルデヒド・キシレン・エチルベンゼン・スチレンなどの物質が、主な原因物質です。これらの原因が元で、体調不良や健康障害が起こります。

シックハウス症候群の症状

シックハウス症候群の主な症状としては、頭痛・喉の痛み・眼の痛み・鼻炎・嘔吐・呼吸器障害・めまい・皮膚炎などが上げられていますが、病気としての治療法もわからず、医療分野でも対応がされていないのが現状です。
シックハウス症候群の症状は個人差が大きいです。また、本人にしか自覚できない症状が多く、自律神経失調症や更年期障害、風邪、精神疾患などと間違われてしまうこともよくあります。医学的な治療方法も解明されていないシックハウス問題は未然に防ぐ事が理想的ですが、症状があらわれるのは住宅の新築・リフォームなどの後が圧倒的に多く、予防が困難になっています。これからの時代は、シックハウス症候群を住宅問題として、建築関係者、消費者等へわかりやすくその情報を公開し、安全な室内環境になるように対策し、心がけていくしかないのです。

シックハウス診断士

シックハウス診断士とは、シックハウス症候群についての知識を身につけ、シックハウス症候群で悩んでいる方の住宅の調査、室内空気の測定などを行い、アドバイスをします。また住宅を新築・リフォームする時に、安全で快適な住環境を提案すること、医療・建築・法律などの幅広い分野にわたっての情報提供を行っています。シックハウス診断士の主な仕事は次のようなことです。

シックハウス診断

住環境の状態をいろいろな角度から診断し、体質や生活スタイルなども考慮して、シックハウス症候群を予防・解消するためのアドバイスを行います。

室内空気測定・住環境測定

室内空気中の化学物質、カビやダニなど住まう人の健康障害になる可能性が高いものについての環境測定を行います。

新築・改築の際のアドバイス

内装材などの建材の選定、換気方式・設備、暖房方式・設備など、シックハウスにならないためのアドバイスを行います。

生活全般に関するアドバイス

健康的な住まい方、生活スタイルや日常生活用品などについてもアドバイスを行います。

※「シックハウス診断士」はNPO法人シックハウス診断士協会が認定する資格です。

シックハウス症候群の対策

シックハウス症候群の対策は、国家機関の各省(厚生労働省・農林水産省・経済産業省・国土交通省・文部科学省)で、シックハウス対策のための改正建築基準法が施行されました。大きく分けて、次のような改正がされました。

換気設備

ホルムアルデヒド発散建築材料の使用面積に応じて、居室に常時換気可能な設備が義務付けられています。

建築材料

防蟻材のクロルピリホスは全面禁止。ホルムアルデヒドは使用制限あり。
揮発性有機化合物の測定を行い、シックハウス症候群になる数値を確認できる「ホルムアルデヒド検知器」を無料で貸し出ししているので、有効に利用してみてください。

私たちができるシックハウス対策

私たち自身ができる対策として、できることは、十分な換気です。気密性の高い住宅では、冬でも2時間に1回は換気をする必要があります。窓をあけて換気する場合は、部屋の2か所以上の窓をあけて空気の通り道を作ってやることが大事です。換気扇を利用するのも有効です。新しい家具を購入するときも安全なものを選びましょう。殺虫剤や防虫剤を使うときは、少なく利用して、きちんと換気を行いましょう。さらに、新築やリフォーム工事後、すぐに住み始めることは避けましょう。入居するまで、天気のいい日に、窓を全部あけて建物の陰干しをしましょう。換気扇をつけっぱなしにしておくのも効果的です。ホルムアルデヒドなどの化学物質の空気中濃度は新築時が1番高く、時間が経つにつれて徐々に下がってきます。入居する前に、なるべく濃度を下げておくことが必要です。そのためにも、入居までの日数は余裕をもって設定しましょう。最近気軽にできるシックハウス対策として、光触媒アートフラワーを使ったものがあります。光触媒の科学的作用により、シックハウスの原因ともなる有害物質を抗菌します。24時間換気システムの導入も余裕があるならしておきましょう。住みよい暮らしをするために、健康に優しい素材を利用していきましょう。

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